一昨日の1月25日(土)、東京都渋谷区幡ヶ谷にある「日本テーラワーダ仏教協会」へ行き、アルボムッレ・スマナサーラ長老の講演と瞑想の実践会に参加してきました。
なぜ参加したかというと、アサテラの会で今年5月に新発田で長老の講演会を計画しているので、その前に、まずは自ら聴いて体験しておきたい、と思ったからです。
朝5時19分の新発田発の電車に乗り、9時には協会に到着。建物は思ったより狭い感じでした。その分、とてもアットホームな雰囲気が漂っていました。初めての参加者と会員の方、数十人いたかと思います。座布団に座り、少々ぎゅうぎゅう詰め。私は最前列に陣取って、スマナサーラ長老のお話を聞き漏らすまいとがんばったのであります。
いよいよ長老のお出まし。いきなり、パーリ語?のお経がはじまりました。長老に合わせて、会員の方々が大合唱。うわっ、ヤバいところへ来てしまったと正直、心配になりました。ドキドキしながら配られたお経の冊子を目で追います。まあ、後で考えてみれば、日本のお寺へ行けば日本のお経を読みますわな。
実は私、風邪を引いておりまして、のどは痛いわ鼻は出るわでしんどかったのですが、この日程しかなかったもんで、無理を押してやってきたんであります。こんなコンディションで果たして一日持つかなあと不安でした。ところが、なんと長老も風邪を引いているではありませんか。それも、私より悪そう。咳はするは鼻はかむわ。気の毒に思ったり、ちょっとほっとしたりして。
さて、講演ですが、びっくりしたのは、何かテーマがあるわけじゃないんです。最初から最後まで質疑応答。質問は、やさしそうなものから難しいものまで色々。それらに対し、長老は、風邪を引いてつらそうでしたが、丁寧に答えてくださいました。
いろんな質問があったのですが、今話題になっている、イスラム国に関わる質問もありました。テーラワーダ仏教では、「生きとし生けるものの願い事がかないますように」と願うのですが、この言葉からすれば、「イスラム国の願い事もかなうよう願うのか」という、少々いじわる?な質問でした。それに対して長老曰く、ここで言う願いごととは、生き物が本当に必要な願い事のことである。たとえば、息をすること、健康であること、食べるものがあること、家族が仲良くすること、事故に遭わないこと、など、誰でも願わずにいられない、ごくごく当たり前のことを願いましょうと言っているのですよ、と。
つまり、重要なのは、何が本当に生きていく上で大切なのか、ということです。そう考えると、イスラム国はさておいても、我々が普段、願っていることも、何だか真の願いなのかなあと思えてくるのです。
で、あっという間の2時間が過ぎました。昼食は、お世話係のみなさんが食事を用意してくださっていました。様々なおかずがずら~り。遠慮なく、ありがたくいただきました。ごちそうさまでした。
ご飯を食べ終わったら、若い男性から声をかけられました。なんと、新発田から来られたとのこと。それも、アサテラの会にも何度か参加したことがあるというではないですか。今月の法華寺(水行!)にも来てくれたとのこと。うれし~! 加えて、会員さんの中には、上越市出身、長岡市出身の方もいて、さながら県人会のようでした。
で、早速、持参した「巡る」を見せたりしながら、アサテラの会のことをお話ししたところ、こんな活動が地方でやられていたなんて、とびっくりされました。うれし~! 5月の講演会にもぜひ行きたい、なんて言ってくださいました。ありがたや~。
さて、午後の瞑想実践会のはじまりはじまり。5時間の長丁場です。倒れるんじゃないかな、あるいは寝るんじゃないかなと心配が募ります。
瞑想、正しくは、ヴィパッサナー瞑想と言います。以下、私の感じたままを言葉にして書きますが、間違いがあるかもしれませんのでご了承を。正しくは、あるいは詳しくは、テーラワーダ協会のホームページや長老の著書をご覧ください。
瞑想の目的は、妄想・雑念を排除し、あるがままの姿に目覚める、ということ。これを「悟り」と言います。
そのために、自らの「今」の感覚に気づき、妄想・雑念を振り払って思考を停止させる、この作業が大切になってきます。具体的には、「手を上げる」「物を持つ」から始まり、「立つ」「歩く」「座る」などの動作をスローモーションや停止という方法を駆使して、今、どんな感覚が生じているかを見つめます。すると、沢山の感覚に気付くと共に、我々の動作は、実はものすごく複雑な工程を経て成り立っていることに気付きます。そして、同時に、そうした動作と無関係のはずなのに、おびただしいほどの妄想・雑念が発生することにも気づくのです。
ただひたすら「実況中継」という手法で、妄想・雑念を振り払いながら、「今」自分の身に起きていることを見つめます。
……………。
あっという間の5時間でした。眠りませんでしたよ。
終りに長老曰く、「自分の幸せは自分で作ってください」
そうなんです。いくらすばらしい教えでも、自分でやらなきゃ身につかない。そりゃそうだと思いました。「自灯明 法灯明」って、このことなのかな。
やっぱり、行ってよかった。得るものがたくさんありました。
5月には新発田へスマナサーラ長老をお招きし、講演会&瞑想会を開催する予定です。どのような組み立てにしたら、より新発田の皆さんに喜んでいただける内容となるか、今回の体験を基に考えていきたいと思います。
最後に、協会事務局の佐藤さん、お忙しいところ、何かと便宜を図っていただきまして、大変ありがとうございました。これからも、よろしくお願いいたします。
以上、体験報告でした!
2015年1月28日水曜日
2015年1月23日金曜日
寒行
今、新発田では「寒行」が行われています。期間は1月20日(土)から2月2日(月)まで。
まちなかを、太鼓を持った日蓮宗などの僧侶、信者の皆さんが「南無妙法蓮華経」と唱えながら歩きます。
私も出たいなあと思っていたのですが、娑婆世界がなかなか許してくれません。
昨日は車中からお見かけをしました。あいにくの雨でした。雪ならともかく、雨はもっと大変だなあと、頭の下がる思いです。
まちなかを、太鼓を持った日蓮宗などの僧侶、信者の皆さんが「南無妙法蓮華経」と唱えながら歩きます。
私も出たいなあと思っていたのですが、娑婆世界がなかなか許してくれません。
昨日は車中からお見かけをしました。あいにくの雨でした。雪ならともかく、雨はもっと大変だなあと、頭の下がる思いです。
2015年1月12日月曜日
アサテラ新聞第24号
1月10日(土)、法華寺アサテラの会でお配りした第24号アサテラ新聞です。
水行からはじまり、主に法華寺の行事について取り上げました。
これから寒行も始まります。今、新発田は冬真っ盛りです。
今後は第3日曜日を基本に会を開催します。
2月15日(日)託明寺
3月15日(日)三光寺
なぜ土曜日から日曜日に変更したかというと、若い人たちにもっと参加してほしいからです。「アサテラの会に出たいけど、土曜日は仕事なんだよ」という声をけっこう聞きました。今まで出られなかった皆さん、これからは日曜日開催です。奮ってご参加ください。待ってま~す!
水行からはじまり、主に法華寺の行事について取り上げました。
これから寒行も始まります。今、新発田は冬真っ盛りです。
今後は第3日曜日を基本に会を開催します。
2月15日(日)託明寺
3月15日(日)三光寺
なぜ土曜日から日曜日に変更したかというと、若い人たちにもっと参加してほしいからです。「アサテラの会に出たいけど、土曜日は仕事なんだよ」という声をけっこう聞きました。今まで出られなかった皆さん、これからは日曜日開催です。奮ってご参加ください。待ってま~す!
2015年1月10日土曜日
水行体験しました!
日蓮宗、寺町は「法華寺」での開催でした。
「水行」、やりましたよ~。寒かった~。
始める前に、ふんどしを締めて(人生初!)、白装束を着て、アサテラ参加者の皆さまが見守る中、本堂中央に坐らせていただきました。お経を読んでいるうちに次第に気合いが入ってきました。集中力が高まり、そしていよいよ水行!
真剣にやりました。いや、真剣にやらざるを得ないですよ。ご住職から、「息を止めないで」「目を閉じないで」と言われていたのがよくわかりました。一歩間違えるとヤバイと、水をかぶった瞬間、感じました。10回程かぶったのですが、1回1回を丁寧に、息をしていること、目が開いていることを確認しながらかぶりました。
終わった後、皆さまの温かいまなざしとお声がけをいただき、とてもうれしい気持が込み上げてきました。すごくありがたかったです。やってよかった~!
一緒に水行を行ったのがご住職と、マーク・フランクさん。マークさんは現在、アメリカ、ミズーリ州在住ですが、5年前までは新発田に9年ほど住んでいらっしゃいました。敬和学園大学で講師も勤められていましたので、ご存じの方も多いと思います。このほど、5年ぶりに一時帰国(奥さんが新潟市出身)、日本の記念にと、一緒に水行となったわけです。
マークさん、全然変わってなかったな~。いい奴なんですよ~。日本大好き。ミズーリ州で農業やってます。枝豆作ってます!
水行の後のお粥はおいしかったな~。やさしく、温かく、心と体に染み渡りました。お粥のよさをあらためて感じた次第です。
そして、味噌汁。今日は特に、これが欲しかった。あったまりました!
夜明け前です
法華寺の山門からちょうど朝日が!
真剣にお祈りをして
皆さまに見守られながら
「南無妙法蓮華経」
いざ!
!
後ろ姿!
水行の後、いただきます! ほんと、おいしかった~!
皆さまのおかげです。感謝!
修行者たち。日蓮聖人と共に
2015年1月9日金曜日
明日は法華寺アサテラの会
明日、1月10日(土)は寺町の法華寺にて朝7時から、今年初のアサテラの会です。
「水行」、私もやるんです。心して、がんばります!
法華寺ご住職から心得をお聞きしましたが、
・必ず息をすること
・必ず目を開けておくこと
・具合が悪くなったらすぐやめること
だそうです…。
南無妙法蓮華経!
それから、この日は午後2時から法華寺の行事として、
「福まき」新春祈願祭
があります。午後2時から水行、2時30分から法要、その後、福まきとなります。毎年、大賑わいの新春行事です。
どなたでも参加できますので、どうぞお気軽に。
というわけで、10日は法華寺三昧、いかがですか!
「水行」、私もやるんです。心して、がんばります!
法華寺ご住職から心得をお聞きしましたが、
・必ず息をすること
・必ず目を開けておくこと
・具合が悪くなったらすぐやめること
だそうです…。
南無妙法蓮華経!
それから、この日は午後2時から法華寺の行事として、
「福まき」新春祈願祭
があります。午後2時から水行、2時30分から法要、その後、福まきとなります。毎年、大賑わいの新春行事です。
どなたでも参加できますので、どうぞお気軽に。
というわけで、10日は法華寺三昧、いかがですか!
2015年1月5日月曜日
水行!
今週末、1月10日(土)は今年初めてのアサテラの会です。
会場は寺町の法華寺。
今回は、水行を体験できます。
といっても、体験しなくても結構です。
というか、体験したい方は、至急、メールにてご連絡をください。
asatera1@gmail.com
というわけで、体験しない方は、いつものアサテラの会ですのでご安心を。
◆◆◆水行体験について◆◆◆
◆水行とは
水行は日蓮宗の修行法の一つ。知らず知らずの内に溜まってしまう「心の垢」や「因縁」、「悪縁」などを洗い流し、心身を清浄にし、「今生かされている幸せ」を感じていただきます。
◆心構え
相当の寒さとなります。いい加減な気持ちでは、非常に危険なことが起こりかねません。真剣に、覚悟を持ってご参加ください。
◆誓約書
万が一のことがあっても自己責任ということで、誓約書を書いていただきます。誓約書用紙を事前にお渡ししますので、ご本人とご家族の方のお二人の署名をして、当日ご提出ください。
◆日程
朝6時30分、法華寺集合。説明をします。
その後、着替え。男性用は寺で用意します。女性は透けないように黒い服(自前)を着ていただきます。
7時から本堂前で水行。ご住職と共にお経を唱えた後、水をかぶります。水は首筋にかけるとのこと。頭に直接かぶると、血管が委縮して危険だそうです。時間は5分くらい? 短めだそうです。
◆その他
・水行の後、体調を崩してしまっては大変なので、ドライヤーやタオルの他に、暖を取る対策が必要かも。事前に打ち合わせをさせてください。
・水行に関して、費用負担はありません。
会場は寺町の法華寺。
今回は、水行を体験できます。
といっても、体験しなくても結構です。
というか、体験したい方は、至急、メールにてご連絡をください。
asatera1@gmail.com
というわけで、体験しない方は、いつものアサテラの会ですのでご安心を。
◆◆◆水行体験について◆◆◆
◆水行とは
水行は日蓮宗の修行法の一つ。知らず知らずの内に溜まってしまう「心の垢」や「因縁」、「悪縁」などを洗い流し、心身を清浄にし、「今生かされている幸せ」を感じていただきます。
◆心構え
相当の寒さとなります。いい加減な気持ちでは、非常に危険なことが起こりかねません。真剣に、覚悟を持ってご参加ください。
◆誓約書
万が一のことがあっても自己責任ということで、誓約書を書いていただきます。誓約書用紙を事前にお渡ししますので、ご本人とご家族の方のお二人の署名をして、当日ご提出ください。
◆日程
朝6時30分、法華寺集合。説明をします。
その後、着替え。男性用は寺で用意します。女性は透けないように黒い服(自前)を着ていただきます。
7時から本堂前で水行。ご住職と共にお経を唱えた後、水をかぶります。水は首筋にかけるとのこと。頭に直接かぶると、血管が委縮して危険だそうです。時間は5分くらい? 短めだそうです。
◆その他
・水行の後、体調を崩してしまっては大変なので、ドライヤーやタオルの他に、暖を取る対策が必要かも。事前に打ち合わせをさせてください。
・水行に関して、費用負担はありません。
2015年1月1日木曜日
謹賀新年
新年、明けましておめでとうございます。
昨年は雑煮合戦への参加に始まり、秋には「お寺の休日」、年末には「アサテラプレミアム」と、楽しい企画を開催させていただきました。
しかし、何といっても、毎月欠かさずアサテラの会を続けられたことが、一番よかったなあと思います。
たくさんの方々のご参加、ご協力に感謝し、これからもアサテラの会、精進してまいります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
平成27年元旦
アサテラの会 伊藤 正仁
昨年は雑煮合戦への参加に始まり、秋には「お寺の休日」、年末には「アサテラプレミアム」と、楽しい企画を開催させていただきました。
しかし、何といっても、毎月欠かさずアサテラの会を続けられたことが、一番よかったなあと思います。
たくさんの方々のご参加、ご協力に感謝し、これからもアサテラの会、精進してまいります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
平成27年元旦
アサテラの会 伊藤 正仁
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