2015年6月30日火曜日

渓岩禅寺アサテラの会(報告)

渓岩禅寺アサテラの会、報告が遅くなってしまいました!

6月21日(日)の朝はとても清々しく、田んぼを渡ってくる風がここちよく、正にアサテラ日和って感じでした。

住職曰く、昨今みんなどこかおかしくなってしまっている。もっとしっかりとした判断と行動をすべきである。そして、次世代に引き継いでいかなければならない、と話されました。納得です。心当たり大ありです。

また、お寺の存続問題についても熱く語られました。農村の小さなお寺は檀家数も少なく、常に存続の危機にある。檀家とのつきあいを大切にしていかなければならない。そうした中、今回の寺の再建にしても、なるべくお金をかけないよう、知恵を絞りながら建てた、と。

一見、シンプルそうな本堂の随所に、住職と夢ハウスのこだわり=心配りが見てとれます。両者で何度も考え、話し合って、決めていったのだそうです。彫り物、字、絵など、意外なところに施されていたりして。探してみるのも楽しみです。

もちろん、古い建築のお寺は、重厚さと歴史が感じられてすばらしいです。しかし、新しく建てられたお寺も負けじとすばらしい! 未来を見据え、檀家の皆さんと共に歩んでいく、そんな意気込みが感じられた、今回のアサテラでした。











2015年6月15日月曜日

渓岩禅寺が完成するまで



次回アサテラの会の会場となる、渓岩禅寺。(株)夢ハウスが建てたのですが、2年前、社長さんが会社のブログで、完成の模様をお話しされています。
http://www.yume-h.com/blog_president/2013/08/728-1-20129-50.php
「寺社仏閣は木造建築の頂点、規模も技術も最高峰の建築」と述べられているように、会社としても相当の意気込みとプレッシャーがあったのだと思います。


◆夢ハウスのCM、ユーチューブより。
https://www.youtube.com/watch?v=bZ1dRIwwALs


◆夢ハウスのフェイスブックより。
・建立中の写真
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.534584273265944.1073741829.394108493980190&type=3


・竣工直前写真
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.540338942690477.1073741832.394108493980190&type=3




◆畳を納めた斉藤畳店さんのブログより。
http://b.tatamiten.info/?eid=1172626



お寺の建設が大事業だったことがよくわかります。多くの方々の知恵と努力が結実した渓岩禅寺。
アサテラの会は6月21日(日)朝7時からです。



日曜日は渓岩禅寺アサテラの会

今度の日曜日、6月21日は館野小路の渓岩禅寺でアサテラの会です。

こちらは、夢ハウスさんが建てられたということで、一躍有名になりました。檜、桐をふんだんに使い、できるだけ白木のままというシンプルな仕上がりを目指したという本堂。しかし、随所にご住職と夢ハウスさんのこだわりが見受けられます。

場所は加治地域、館野小路。国道7号からちょっと入った、農村集落の中にあります。ご住職は、地域に根差した小さいお寺のあり方を模索されています。人口減少問題は、正にこうした農村集落を直撃するからです。

では、一週間後、お待ちしています。
地図をよ~く見て、お越しください。
◆渓岩禅寺:新発田市館野小路146 電話0254-24-5075

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2015年6月9日火曜日

京都旅行(2) 隨心院

醍醐寺の近くに、真言宗善通寺派大本山の隨心院があります。
小野小町ゆかりの寺、そして、梅園が見事な寺院として知られています。
ミス小野小町コンテストなんかやっちゃってます、すごいですね。写真はホームページからのコピペです。素敵!

さてさて、寺巡りに戻りまして…。
醍醐寺に比べればこじんまりとしていますが、どうしてどうして、大きなお寺さまです。迷路のように渡り廊下があり、曲がった先にお庭がパッと現れ、にくい演出だなあと感心します。特に、苔がきれいです。建物とお庭の
調和、うまいなあ。美しいです。
ここは、本当に人が少ない。ほとんど人を見かけません。ほぼ貸し切り状態。歩き疲れて、お庭を眺めながら、しばしぼうっとしていました。ぜいたくな時間。やっぱ京都いいわ。


苔がね。美しい。にくいな~。


静寂。なんて贅沢なんだろ。


額縁目線。庭はこうやって切り取ってみると美しさが倍増。


緑がとってもきれいでした。バッチリ手入れされてます。


窓なし。新潟じゃとってもできない風景。
 

こういうカクカクしたのって、大好きです。
 
 
どこ撮っても絵になるんだよなあ。


 
梅園。3月には見事な梅の花が咲き誇るそうです。
 
 
 

2015年6月7日日曜日

京都旅行(1) 醍醐寺

寺カレッジが終わって、それまで溜めに溜めていたもろもろのことがど~んと押し寄せて来て、気がつけばこの3週間、ブログ更新してませんでした。失礼すますた~!
「もろもろのこと」の中には、公私様々ありまして、中でも一番が京都旅行に行ったことです。寺カレッジがんばったね、うんうん。と、自分そして影で支えてくれた妻への慰労ということで、夫婦で行ってきました。

何回かに分けて、この京都旅行のことを書いてみようと思います。

まずは、醍醐寺。
言わずと知れた、秀吉の「醍醐の花見」で超有名な、あの醍醐寺です。
醍醐寺には上醍醐、下醍醐とあるのですが、日程&体力の関係で下醍醐のみ参拝。
春の桜、秋の紅葉の頃はすさまじい人出だそうですが、今はオフシーズン。参拝客はポツリポツリ。新緑あざやかな、広大な敷地内をゆっくりじっくりと見て回りました。広すぎて、寺院と言うより、公園の中にお寺がある、そんな感じがしました。


仁王門をくぐります。ドキドキ!


仁王像は平安後期の作だそうです。
 

参道が美しい。紅葉の頃はさぞかし見事でしょう。
 
 
醍醐寺のシンボルとも言える五重塔。平安時代の創建で、国宝。
下醍醐の中で、応仁の乱の戦火を免れた、醍醐寺創建当時唯一の建造物だそうです。
高さ38m、でかいです。威風堂々と言う言葉がぴったり。「京都に来た!」って感じですね。

こんな風にも撮ってみました。


さすが真言宗のお寺様です。上醍醐へ向かうお遍路さんかな?


弁天堂。きれいな池です。空気がおいしく、とても気持ちがいいです。
 
 
弁天堂の上にあるスポットなんですが、これがすばらしくきれい。
静寂の中、緑と水と石の見事な調和。何ですか、この贅沢。
 
 
おじさんがきちんと管理してくださっているんですよ。
これぞ、京都の底力!


 歩き疲れたので、ちょいと抹茶を一服。
結構でございます。

 
国宝の金堂。二度の消失に会い、現在の金堂は和歌山から移築され、関ヶ原の戦いのあった1600年に完成。醍醐寺の中心となるお堂です。こちらの薬師如来坐像が醍醐寺のご本尊。


唐門。立派なはず、こちらも国宝。あたしじゃ通れません。
 
 

三宝院の入り口。実はここから、ザ・京都とも言える、ワンダフル・ビューティフル庭園が拝観できるのですが、館内撮影禁止!
 
なので、下の写真は醍醐寺のホームページから拝借しました。
いいですよね~。たまりません。なんですか、この贅沢。
フランス人の団体客がペチャクチャやかましかったんですが、せっかくいいところ来たんだから、
おいおい、静かに佇めよ~、って思いました。
 
とにかく、ここは、いいところです。
 
 
 
国宝・重文だけで7万点を収蔵する霊宝館も入りたかったのですが、
残念ながら、公開されていませんでした。
いつの日か、再チャレンジしたいです。
 
 
というわけで、京都旅行報告第一弾、醍醐寺でした。