にもかかわらず、私たちは淡々と法華寺にてアサテラの会を開催したのでした。
ここのところ、猛暑が続いていましたが、今朝は思いのほか涼しく、とても気持ちの良い朝でした。
法華経を読んだ後、団扇太鼓を打ちながらお題目を唱えました。最初はゆっくりと、だんだん早く。そしてまた、ゆっくりと。唱題行というのだそうです。団扇太鼓、初めての方は少々緊張気味だったかな? でも、終える頃には皆さん、元気に叩けるようになっていたようです。
義昌住職の講話では、お盆にまつわるお話がありました。いろんなご家庭があるようです。信心のある方々ばかりではありません。その一方で、感動させられるエピソードも。私も思わずホロリとしてしまいました。
「不染世間法 如蓮華在水」
世間の泥にまみれた中でも泥に染まらず、気高く生きて、蓮華の華を咲かせよう。法華経は死者のためではなく、生きている私たちのためにあります。この娑婆世界で、がんばって生きていかなければ。その一方、わが身を振り返る時、反省すべきことはないだろうか。相手の立場に立ってみるに、至らぬことはなかったか。
ほんの少しだけれど、法華経に触れた気がしました。こういう瞬間、私はアサテラの会をやり続けてきてよかったなと思います。
寺巡りから一歩踏み込んで、もっと仏様を感じられる、中身の充実したアサテラの会に、今後は発展させていきたい。そんな想いが込み上げてきた法華寺の朝でした。
今日もたくさんのおかずの提供がありました。ありがたいことです。
そしてお粥も。
おいしくいただきました。