2017年2月18日土曜日

千光寺御開帳

昨日、2月17日は五十公野の千光寺の御開帳でした。
雪ではなく、雨! それもどしゃぶりの雨。なんとか辿り着いた千光寺。人影もまばらで、う~ん、やっぱりこの雨じゃあ仕方ないか。ま、日に数回行うので、雨が止んだら皆さんお集まりになるのかな~、などと思いつつ、濡れた服をストーブで乾かしながら御開帳の時を待ちました。

さて、時間です。お寺様たちは3名。法華経、般若心経の読経があり、その後、千光寺の縁起が語られました。縁起はりっぱな巻物になっているんです。
そして、御開帳。わずかな時間ではありましたが、御本尊、千手観音様の堂々たるお姿を拝見させていただきました。また今年もこうして、お会いすることができました。ありがたいことです。ふと周りを見回すと、熱心に拝んでいるご老人のお姿が。ああ、こうして信仰が生きているんだなとしみじみ思った次第です。

千光寺はお墓を持たず、つまりいわゆる檀家を持たず、地域で支えられ、維持されているお寺です。毎年、地域の皆さんがお金を出し合い、少しずつ修理しているのだそうです。立派なものです。
しかし、残念なことに痛みは激しく、あちこちがはげ落ち、あるいは、もとはきれいな絵が描かれていたと思うのですが、時間と共にくすんでしまっています。
このままではなあと、本格的な修復が必要だなあと、思ってしまった千光寺御開帳でした。